2014年7-9月期に出会ったドキュメンタリーについて報告する。
数多くのテレビ・ドキュメンタリーと出会った。もっとたくさん紹介したかったが、とりあえずこれだけの報告にとどめる。
「今年出会ったドキュメンタリー 2014年7-9月期」
2014年7月から9月までに観たドキュメンタリーを列挙する。映画の方はいつもの通りほとんどがDVDでの鑑賞。スクリーンで観たのは2本。( )内は製作年と監督名と鑑賞場所等、※はテレビ・ドキュメンタリー。
7月・・・『アイ・ウェイウェイは謝らない』(2012
アリソン・クレイマン)
『キューティー&ボクサー』(2013 ザッカリー・ハインザーリング)
『三姉妹~雲南の子』(2012 ワン・ビン)
『足跡
松本サリン事件20年』(2014 NNNドキュメント)※
『裏切りの復興支援隊 消えた12億円の行方』(2014 テレメンタリー)※
『嗣治からの手紙~画家は、なぜ戦争を描いたのか~』(2014 民教協スペシャル)※
『戦後史証言プロジェクト 日本人は何をめざしてきたのか 第1回~第4回
(「知の巨人たち」)』(2014 NHKEテレ)※
『転んでも、転んでも~三國清三の上海進出1000日~』(2013 ザ・ノンフィクション)※
『イラク 終わりなき戦争~ある家族 10年の記録~』
(2014
ドキュメンタリーWAVE 撮影 綿井健陽)※
『NSA 国家安全保障局の内幕 第1回~第3回』(2014 BS世界のドキュメンタリー)※
『イノさんのトランク~黒澤明と本多猪四郎 知られざる絆~』(2012 BSプレミアム)※
『焼き肉ドタンバ物語 追悼編~鉄中さんの遺言~』(2013 ザ・ノンフィクション)※
『凍りの海 揺れる調査捕鯨』(2014 NNNドキュメント)※
8月・・・『バックコーラスの歌姫(ディーバ)たち』(2013 モーガン・ネヴィル)
『革命の子どもたち』(2011 シェーン・オサリバン 青森シネマディクト)
『消えた画 クメール・ルージュの真実』(2013 リティ・パニュ 青森シネマディクト)
『ナチスに立ち向かったユダヤ人先生』(2014 地球ドラマチック)※
『ルポ 原発作業員 2~事故から3年・それぞれの生活~』(2014 ETV特集)※
『38歳
自立とは?』(2014 極私的ドキュメント にっぽんリアル)※
『拳闘こそ我が命~戦争に翻弄されたボクサー ピストン堀口~』(2014 ノンフィクションW)※
『軍政は何をもたらすのか~タイ 農村改革の行方~』(2014 ドキュメンタリーWAVE)※
『続・放射線を浴びたX年後 日本に降り注いだ雨は今』(2014 NNNドキュメント)※
『“集落的自衛権”~奥能登・農家民宿の挑戦~』(2014 テレメンタリー)※
『密室-揺らぐ取り調べ-』(2014 テレメンタリー)※
『激動スコットランド~イギリスからの独立 投票の行方~』(2014 ドキュメンタリーWAVE)※
『原発事故
国家はどう補償したのか~チェルノブイリ法 23年の軌跡~』(2014 ETV特集)※
『Jストリート~米ユダヤ人社会の新たな道~』(2014 BS世界のドキュメンタリー)※
9月・・・『自由と壁とヒップホップ』(2008 ジャッキー・リーム・サッローム)
『Traveling Miles
カサンドラ・ウィルソン』()
『映画 中村勘三郎』(2013 松木創)
『遠い祖国~ブラジル日系人抗争の真実~』(2014 BS1スペシャル)※
『赤井英和 母校に響く復活へのゴング~密着 近大ボクシング部の120日~』
(2014
ノンフィクションW)※
『死への大脱走の果てに~70年目のカウラ事件~』(2014 テレメンタリー)※
『シングルマザーハンター』(2013 ザ・ノンフィクション)※
『兄~おにい~ 妹が撮った筋ジス』(2014 NNNドキュメント)※
『域外派兵で何がおきたのか~ドイツ連邦軍・アフガニスタンでの13年~』
(2014
ドキュメンタリーWAVE)※
『ベトナム独立の夢を日本に賭けた男』(2013 BS世界のドキュメンタリー)※
『原発の町 帰還困難区域の四季~福島・大熊町
“じじい部隊”の苦闘~』
(2014 BSプレミアム)※
毎回、「私のベストテン」とでも言うべき「収穫」を選んでいるが、2014年7-9月期の印象に残った作品について数本紹介する。まず、映画から。
『アイ・ウェイウェイは謝らない』(2012
アリソン・クレイマン)。北京オリンピックのメインスタジアムの「鳥の巣」を設計した中国人アーティスト、アイ・ウェイウェイの反骨の生きざまを描くド
キュメンタリー。世界的な現代芸術家であるアイ・ウェイウェイは、2008年の四川大地震による校舎倒壊と児童死亡の実態調査に乗り出すが、政府は彼を監
視し、地元警察は彼に暴行を加える。だが、脳内出血の手術にまで追いこまれながら、彼は表現の自由を求め当局と闘い続ける…「天安門」後の中国の表現者た
ちの姿を私たちは注視しよう。それにしても、アイ・ウェイウェイのふてぶてしさ、個性の印象は強烈だ。
『キューティー&ボクサー』
(2013
ザッカリー・ハインザーリング)。ニューヨーク、ブルックリン。1969年渡米したジャンクアート、「ボクシング・ペインティング」アーティスト篠原有司
男(通称ギュウチャン)。80歳になる彼は、いまも自身の絵画と彫刻を追求し続ける。そして、その妻・乃り子。ギュウチャンの渡米から3年後、19歳の
時、美術を学びにやってきたニューヨークで彼と出会い、恋に落ち、結婚。長い間、妻として、母として、またギュウチャンのアシスタントとして家庭を支えて
きた。しかし、彼女もついに自らを表現し始める。夫婦の40年の歴史を、自らの分身であるヒロイン“キューティー”に託したドローイングの発表…夫婦の二
人展の企画に向かっていく彼らの日常と創作現場を追った、最高のラブ・ストーリー。
『三姉妹~雲南の子』(2012 ワン・ビン)。山形国際ドキュメンタリー映画祭を席巻した『鉄西区』・『鳳鳴』、そして劇映画『無言歌』のワン・ビン監督が、中国・雲南地方の寒村に暮らす幼い3姉妹の日常を追ったドキュメンタリー。両
親不在の中、長女10歳・次女6歳・三女4歳の3姉妹は、親戚家族に助けられながらも、農作業と家畜の世話を行い、子どもだけで生活している。やがて父が
戻り下の娘たち2人を町に連れて行くことにするが、長女はそのまま村の祖父の家に残る…厳しい環境に生きる長女インインの日常が淡々と、当たり前の生活と
して私たちの前に示される。そこにいくつもの小さなドラマがあることに私たちは気付くが、彼女の将来について見通すことはできない。ただ、彼女が生きてい
く姿を観るだけだ。
『バックコーラスの歌姫(ディーバ)たち』(2013 モーガン・ネヴィル)。原題は『20 Feet from
Stardom』。1960~90年代、音楽界のトップスターを影で支えてきたのはバックシンガーの女性たちだ。しかし、数々のヒット・ソングで記憶に残
るメロディラインを歌っていた彼女たちの名前が知られることはほとんどない。スターたちの影に隠れていた実力派の彼女たちにスポットライトを当て、その人
生を多くの証言と映像でつづった本作は、アカデミー賞(長編ドキュメンタリー部門)を獲得した。登場する歌姫たちは、ダーレン・ラヴ、メリー・クレイト
ン、ジュディス・ヒル、リサ・フィッシャー他多数。また、ブルース・スプリングスティーン、ミック・ジャガー、スティーヴィー・ワンダーらトップミュージ
シャンも彼女たちについて熱っぽく語る。
『革命の子どもたち』(2011 シェーン・オサリバン
青森シネマディクト)。ドイツ赤軍(バーダー・マインホフグループ)のウルリケ・マインホフ、日本赤軍の重信房子。ふたりの女性革命家にはそれぞれ娘がい
た。ベティーナ・ロールと重信メイが自分たちと母の人生について語る、貴重な歴史の証言。28歳まで無国籍状態を余儀なくされていた重信メイの、まさに現
在形と言うべき生きざまに共感を覚える…映画監督足立正生、元赤軍派議長塩見孝也、現在獄中の重信房子の弁護士大谷恭子、3人に対するインタビューも興味
深い。監督はアイルランドのドキュメンタリー作家シェーン・オサリバン。彼にインスピレーションを与えた故若松孝二監督が、この作品の日本公開時に存在し
ていないことが、ひどく理不尽なことのように思える。
『消えた画
クメール・ルージュの真実』(2013 リティ・パニュ 青森シネマディクト)。
以下、『越境するサル』№130より。「プノンペン生まれの監督リティ・パニュは、1975~79年のポル・ポト率いるクメール・ルージュ支配下のカンボ
ジアで少年時代を送った。同時代の人々と同じく、クメール・ルージュによる強制労働キャンプで飢餓と過労によって家族を失い、1979年、タイとの国境を
抜けて逃亡、自らは生きのびた。その後フランスに移住し、やがて映画監督となる。ポル・ポト時代のカンボジアを題材とする多くのドキュメンタリーを発表
し、そのうちの何本かは『山形国際ドキュメンタリー映画祭』に出品され高い評価を得ている。『消えた画
クメール・ルージュの真実』は、ポル・ポト時代の自分と家族の物語を、犠牲者が葬られている土から作った人形で再現しようとする試みである。映像に残され
ていない家族の記憶は甦るのか…2013年カンヌ国際映画祭〈ある視点部門〉グランプリ受賞、本年度アカデミー賞外国映画賞ノミネート、ドキュメンタリー
と劇映画の境界を越えた衝撃作。」
『自由と壁とヒップホップ』(2008 ジャッキー・リーム・サッローム)。イスラエル領内パレスチナ人地区。イスラエル建国後もこの地で生き続けるパレスチナ人(彼らは「48年組」と呼ばれる)の若者たちが結成した、史
上初のパレスチナ人ヒップホップ・グループ「DAM」。 占領・貧困・差別により生きる意味を見出せずにいる若者たちへ向けて彼らは言葉を発信し、
パレスチナのヒップホップ・ムーブメントを牽引する。音楽の力によって現状を打破しようとする彼らのムーブメントは、占領地であるガザ地区とヨルダン川西
岸地区(両地区のパレスチナ人たちは「67年組」と呼ばれる)の若者たちにも刺激を与え、各地にヒップホップ・グループが生まれるようになる。やがて
DAMは、分離壁や検問所によって往き来もままならない分断状況の中、各地で活躍するパレスチナ人ヒップホップ・グループを集めたライブを開こうと試み
る…監督は自身もパレスチナにルーツを持つアラブ系アメリカ人の女性アーティスト。
テレビ・ドキュメンタリーからも数本。
『戦後史証言プロジェクト 日本人は何をめざしてきたのか 第1回~第4回(「知の巨人たち」)』
(2014
NHKEテレ)。戦後70年を迎えようとする日本。NHKは、新たな証言で構成する「戦後史証言プロジェクト」を2013年7月からスタートさせた。この
プロジェクトの柱、Eテレの大型シリーズ「日本人は何をめざしてきたのか」2014年7月は「知の巨人たち」(第1回~第4回)。「第1回
湯川秀樹と武谷三男」は、ノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹、その共同研究者武谷三男ら物理学者たちが「原子力」とどう向き合ってきたかを検証する。
「第2回
鶴見俊輔と『思想の科学』」は、終戦の翌年創刊された『思想の科学』に集った人々を全国に訪ね歩き、戦後日本の市民たちの姿を浮かび上がらせる。「第3回
丸山眞男と政治学者たち」は、出征と被爆体験を経て8月15日を迎え、戦後の論壇をリードした丸山眞男の政治学について、未刊行資料や録音テープ、弟子た
ちや批判者の証言を通して探る。「第4回
二十二歳の自分への手紙~司馬遼太郎~」は、その著作で幕末から明治の国民国家の歴史をたどりながらも、昭和の戦争を書くことなくこの世を去った司馬遼太
郎の思索の足跡を、生前のインタビューと関係者の証言でつづる。
『NSA 国家安全保障局の内幕 第1回~第3回』(2014 BS世界のドキュメンタリー)。
2013年5月、アメリカ国家安全保障局(NSA)の契約局員エドワード・スノーデンは、アメリカ政府による電子諜報活動に関する膨大な極秘データを持っ
て香港に逃亡、メディアに国家機密を暴露し世界に衝撃を与えた。この暴露を初めて報道したジャーナリストの証言から始まる「第1回
大規模監視プログラムの始動」は、NSAによる監視プログラム開発の経緯をつづる。「第2回 内部告発」は、政府と内部告発者たちの攻防を、「第3回
侵害されたプライバシー」は、IT企業と監視プログラムの関係を、詳細につづる。このシリーズによって、私たちはスノーデンの告発の意味を知ることにな
る。
『38歳 自立とは?』(2014 極
私的ドキュメント
にっぽんリアル)。ディレクターが自分自身や家族を撮影対象にしたNHKBSプレミアムのセルフドキュメンタリーシリーズ「極私的ドキュメント
にっぽんリアル」。今年5月と6月、合わせて4本放送されたシリーズの第1回の再放送。「今年38歳になる僕はずっと両親に“寄生”しながら生活してき
た。そんな時、父が突然失業した。しかも退職金ゼロ。僕は40歳を目前に自立を迫られた。僕の自立はいかに?」というのが、「NHK
ONLINE」番組表の紹介だが、この「僕」、つまりこのドキュメンタリーのディレクター佐藤寛朗氏は、ドキュメンタリー関連情報で私が一番世話になって
いる「neneo
web」(http://webneo.org/)の編集部(雑誌とメルマの「neneo」も)の佐藤寛朗氏。結果的に、ドキュメンタリーに関する良質な批評媒体である「neneo」の舞台裏を観てしまったわけだが、それはそれとしてこの作品はとにかく面白い。わずか30分だが、要注目のシリーズ。
『続・放射線を浴びたX年後 日本に降り注いだ雨は今』(2014 NNNドキュメント)。1954
年、日本のマグロ漁船「第五福竜丸」の被曝が世界に報じられた。アメリカの太平洋での核実験によるものだ。被害は「第五福竜丸」だけではなかった。しかし
事件から7ヶ月後、被曝マグロが続々と水揚げされる中、日本政府は突如、放射能検査を打ち切った。南海放送(愛媛県)は一昨年、『放射線を浴びたX年後』
を放送し被曝した魚の水揚げと放射性物質の汚染の実態を伝えた。このテレビドキュメンタリーは劇場用映画『放射線を浴びたX年後』(2012
伊東英朗監督)に結実し、現在も各地で上映が行われている。今回の続編では、前作の中でも大きな役割を果たした、約30年間にわたり国内の被曝の実態を調
査してきた高知県の元高校教諭が、爆心地に近い沖縄の調査に向かう。そして聴き取りの中で、アメリカ軍による放射能検査の非科学性が明らかになっていく…
『遠い祖国~ブラジル日系人抗争の真実~ 前・後編』(2014
BS1スペシャル)。(2014年8月に放送されたものだが、9月の再放送で観ることができた。)終戦後、ブラジルの日系社会では、日本の勝利を信じる
「勝ち組」と敗戦を受け入れる「負け組」が対立し、やがて死者をも生み出す抗争へと発展した。なぜこのような悲劇が起こったのか。移民たちの証言から、開
戦後連合国側のブラジル取り残された移民たちの弾圧の記憶と戦後の混乱の記憶が明らかになる…
『兄~おにい~ 妹が撮った筋ジス』(2014 NNNドキュメント)。
この作品の監督は、大阪芸術大学4年の米田愛子さん。現役の学生が制作・監督した作品を放送するのは「NNNドキュメント」史上初となる。筋ジストロ
フィー患者である彼女の兄は、病気の進行や体の苦痛にもかかわらず、仕事をこなし友人たちと付き合い、ポジティブに生きている。実の妹ならではのストレー
トなインタビューで描かれた、兄の実像。JPPA(日本ポストプロダクション協会)賞受賞。
さ
て、「7-9月期」のテレビドキュメンタリーについて報告するこの通信の中で、言及しなければならない番組がある。2014年7月27日に放送された
NHKスペシャル『調査報告
STAP細胞
不正の深層』である。「史上空前と言われる論文の捏造」と告知されていたこの番組は、『ネイチャー』誌に掲載されたSTAP細胞に関する論文の発表から撤
回に至るまでの一連の騒動を検証しているが、「不正」を前提とした番組作りや、小保方氏とその上司である笹井氏の私的なメールの扱い、放送の4日前に小保
方氏がNHK取材スタッフが追跡取材を受け負傷したこと、そして8月5日に笹井氏の自殺が発見されたこと等々で数多くの批判がNHKに対してなされた。私
も、この番組の内容に「悪意」と「アンフェアではないか」という感じを持ったが、のちに番組の最後に制作スタッフのクレジットが出なかったことを知り、さ
らに疑問は大きくなった。「NHKスペシャル」は(前身の「NHK特集」も含めて)私のドキュメンタリー鑑賞の原点であり、この番組に対する「検証」を避
けるわけにはいかない。今後、「NHKスペシャル」の紹介は幾分慎重になるだろうか…
最後に、国内の主なテレビ番組コンクールで高い評価を受けたドキュメンタリー番組を紹介し、まとめて放送する「ザ・ベストテレビ」についてふれたい。今年
も、各コンクールで最高賞を受賞した6番組を全編放送。その他の優秀作品などもダイジェストで紹介。ゲストは森達也(映画監督・作家)と古市憲寿(社会学
者)。放送はNHKBSプレミアムだが、もちろんNHK・民放両方の作品を紹介している。
「第一部」9月28日(日)。第68回文化庁芸術祭賞テレビ・ドキュメンタリー部門大賞「みんなの学校」(関西テレビ放送)、平成25年日本民間放送連盟 賞(テレビ教養番組)最優秀「キ・ボ・ウ~全村避難 福島県飯舘村二年の記録~」(福島テレビ)、平成25年日本民間放送連盟賞(テレビ報道番組)最優秀「ヒロシマの山~葬られた内部被ばく調査~」(中国放 送)、第40回放送文化基金賞(テレビドキュメンタリー番組)最優秀賞「ETV特集『三池を抱きしめる女たち~戦後最大の炭鉱事故から50年~』」 (NHK)。
「第二部」9月29日(月)。第33回「地方の時代」映像祭グランプリ「死の棘~じん肺と闘い続ける医師~」(静岡放送)、第30回ATP賞グランプリ「零戦~搭乗員たちが見つめた太平洋戦争~」(NHKエンタープライズ、かわうそ商会、NHK)。
「第一部」9月28日(日)。第68回文化庁芸術祭賞テレビ・ドキュメンタリー部門大賞「みんなの学校」(関西テレビ放送)、平成25年日本民間放送連盟 賞(テレビ教養番組)最優秀「キ・ボ・ウ~全村避難 福島県飯舘村二年の記録~」(福島テレビ)、平成25年日本民間放送連盟賞(テレビ報道番組)最優秀「ヒロシマの山~葬られた内部被ばく調査~」(中国放 送)、第40回放送文化基金賞(テレビドキュメンタリー番組)最優秀賞「ETV特集『三池を抱きしめる女たち~戦後最大の炭鉱事故から50年~』」 (NHK)。
「第二部」9月29日(月)。第33回「地方の時代」映像祭グランプリ「死の棘~じん肺と闘い続ける医師~」(静岡放送)、第30回ATP賞グランプリ「零戦~搭乗員たちが見つめた太平洋戦争~」(NHKエンタープライズ、かわうそ商会、NHK)。
録画はしたものの、ひとつひとつを鑑賞する余裕はない。10月以降、いくつかをチェックすることになる。
<後記>
ドキュメンタリーを鑑賞したことを記録し続ける。それが日課となりつつある。しばらくはこれが基礎的作業となる。
次号は、ふたたび「珈琲放浪記」となりそう。札幌か小樽…
(harappaメンバーズ=成田清文)
※『越境するサル』はharappaメンバーズ成田清文さんが発行しており、個人通信として定期的にメールにて配信されております。
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