2014年8月8日金曜日

【harappa Tsu-shin】こども映画教室@ひろさき2014♪

2004年に金沢から始まった「こども映画教室」
こどもたちだけで、しかもたった3日間で映画をつくるという、
とっても楽しそうなイベントですが、

7月25・26・27日と今年の夏は弘前でも開催されました♪

初めは緊張気味だったこどもたちも、
あっという間に仲良くなり、
とても賑やかな現場になりました♪

まずは、今回の講師である青森市出身の横浜聡子監督のお話を聞き、
班に分かれて、映画づくりがはじまりました。

横浜監督が今回の映画づくりにだしたテーマは“ひみつ”です。
こどもたちは自分たちの“ひみつ”を教え合ったりしながら、
映画のお話づくり♪

お話を作ったら、
さっそくカメラやマイクの使い方を勉強です♪

2日目は早速、撮影開始です!
各班、弘前市内の思い思いの場所で撮影をしました。

撮った映像をチェックしながら、
何度も撮り直したり、、、

炎天下の中での撮影。。。

どんなに暑くても、こどもたちは元気!
そして真剣です!!

3日目。
今まで撮った映像をチェックします。

そして、編集作業!
どんなお話になってるかな?

映画のポスターも自分たちでつくりました♪

みどりチーム「悪魔の呪いの謎」

あおチーム「魔法使いのかくしごと」

あかチーム「イタズラレンジャーⅤ」

きいろチーム「みんなのひみつ林家バージョン」

各班、おもしろい映画が無事に完成しました!
どのチームも気になるタイトルでしょ?

できたてほやほやの映画で上映会も行いました♪
中央高校の講堂でお父さんやお母さんたちも見に来てくれました♪
各チームの上映&舞台挨拶です!

最後はみんなで記念撮影♪
お話づくり、小道具づくり、撮影、編集、ポスター作り、上映会と、
とてもハードな3日間でしたが、
参加してくれたこどもたちも、おとなスタッフも、
楽しい3日間となりました♪



(harappaスタッフ=太田)

2014年8月5日火曜日

【harappa Tsu-shin】映像クリエイション講座♪

みなさん、こんにちは♪
本当に毎日、毎日暑いですね!
雪国の夏は短いはずなのに、、、

さて、少し遅くなってしまいましたが、
7月19・20日と「映像クリエイション講座」が開催されました。
参加者はなんと27名!!
たくさんの方にご参加いただいてうれしいです♪

講座第1回目となる今回は、
NHKで放送されている「テクネ映像の教室」に携わっている
倉森さん、岡本さん、織田さんを講師にお迎えして行われました。

現場でのいろいろなお話を聞けました!

実際に、様々な映像作品を見ながら、お勉強中です。

2日目は、参加者が考えてきた映像作品の絵コンテ発表会。
実際に絵コンテの動きをやってみたらどうなるかを実演中です。

最後は、参加者のみなさんでちょこっとお話し会。
映像制作経験者も未経験者もいろいろですが、
最終的には「あおもり」をテーマにした映像を作っていただきます!
これから第2回・3回と講座は続きますが、
どんな映像作品が出来上がるのか楽しみです♪



(harappaスタッフ=太田)

2014年8月4日月曜日

【越境するサル】No.129「珈琲放浪記~アイスコーヒー 2014年夏~」(2014.07.31発行)

一昨年の夏、「珈琲放浪記~アイスコーヒー奮闘篇~」と題して、自宅でアイスコーヒー作りに奮闘する過程を発信した(※注1)。けれど今年、自分でアイスコーヒーを作る気は全く起こらなかった。「餅は餅屋」というか、自信を持ってリキッドコーヒー(ボトルコーヒー)を販売している店に身を任せてしまおう、そういう気分になったのだ。実は昨年までも、いくつかの種類は試していた。それに今年発見したものを加えて、この夏は「アイスコーヒー飲み比べ」と洒落てみた。多少、費用はかさんだが…

「珈琲放浪記~アイスコーヒー 2014年夏~」

これから、この夏に飲み比べてみたいくつかのアイスコーヒーを紹介するが、すべてリキッドタイプ(「リキッドコーヒー」や「ボトルコーヒー」などさまざまな呼び方があるが、「珈琲放浪記」では「リキッドタイプ」の「アイスコーヒー」という呼称で統一したい)である。つまり、そのままカップやグラスに注げば飲める製品だけを紹介する。こう書けば、大手や全国的なブランドを想像するかもしれないが、スーパーやデパートで普通に買えるものは最初から除外している。もっとも、その中に「思わぬ拾いもの」があれば別だが。


最初に紹介するのは、私が住む街である弘前の「成田専蔵珈琲店」。若い頃から、「弘前コーヒースクール」と呼ばれていたこの店のコーヒー(豆)を贔屓にしていた。特に、深い焙煎の「マンデリン」は私の「ソウルフード」のようなものだったと、いま思う。時が流れ、「マンデリン」の焙煎は浅くなり、つまり私の好みと一致しなくなったため、私は別の店(日本全国)の豆を探し始めた…けれど、夏、アイスコーヒーに関しては、この店のものは別格だ。一夏、6月から9月まで、「成田専蔵珈琲店」のボトルがあれば充分。さまざまな店のアイスコーヒー用の豆を購入してチャレンジする時以外は、この店のボトルを飲み続ける。氷を入れても決して水っぽくならない、適度な濃さと強さとコクを持ち、ガムシロップにもミルクにも負けない良質の苦味。他店のものを賞味する際の、基準となるべきアイスコーヒーである。


続いて札幌の「可否茶館(かひさかん)」。昨年発信の「珈琲放浪記~札幌、「再会」と「出会い」と~」の中で、この店との「再会」について少し詳しく述べた(※注2)が、今年も仕事で札幌に行く機会があったので立ち寄ることができた。もちろん、テレビ塔近くの「大通店」である。リキッドタイプのアイスコーヒーは経験済みだった。おそらく店頭に並んでいた「ボトルコーヒー・ビターテースト」が私の好みに近かったのだろうが、今回は期間限定と思われる「ハワイブレンドアイスドコーヒー」を迷わず購入、その場で発送した。「羊蹄山ふきだし湧水と新ネルドリップ法で抽出」というキャッチコピーに惹かれたのだ…その翌々日、届いたこの「ハワイブレンド」を早速試してみたが、なるほど上品な味である。水もいい。「ハワイ」とあるから、私の苦手な酸味をかなり覚悟していたが、それほど気にならなかった。酸味系が好みの人であれば、何も加えずにそのまま美味しく飲めるのではないか。


札幌からは、もう1種類発送した。札幌の深煎り珈琲の草分け的存在「インフィニ珈琲」が経営する「カフェ・ド・ノール」のリキッドタイプ・アイスコーヒー「時がくれたコーヒー」。「カフェ・ド・ノール」は、北海道庁近くのオフィス街ビル地下にひっそりと存在する、私好みの喫茶店である。地下の喫茶店、それも地下街のカフェではなくビル地下の喫茶、に信仰にも似た感情を持つ私は、店に入った瞬間からデジャヴュのような感覚にとらわれ、迷わずまっすぐカウンターの席に着いた。そしてアイスコーヒーを注文。ゆったりとした空気を感じながら、「3年間生豆を寝かせて熟成(エージング)させた珈琲豆と羊蹄山の湧き水を使用し」た「時がくれたコーヒー」を味わう…正直に言うと、熟成(エージング)させた珈琲豆・オールドビーンズを使用した珈琲はそれほど得意ではなかった。しかしこの「時がくれたコーヒー」では「深み」のようなものを味わうことができた。一口飲んで、すぐ購入決定。4本セットを発送した。家庭でも職場でも、ちょっと評判になった銘柄である。


さて、「思わぬ拾いもの」の紹介もしておこう。仙台出張の帰り、新幹線発車までの時間にコーヒーが飲みたくて駅ビル地下の純喫茶「コーヒーショップ エビアン エスパル店」(服部コーヒー直営店)に立ち寄った。そこで飲んだアイスコーヒーが気に入ったので、「有機リキッドコーヒー」を自宅用に買った。これがなかなか美味しかったのだ。キャッチコピーは、「有機グァテマラコーヒーを原料に、南蔵王天然水を使用して本格的なネルドリップ製法で抽出。飲み口のすっきりしたアイスコーヒー」。まさに「飲み口のすっきりした」アイスコーヒーだった…仙台の珈琲についても、私は過去の「珈琲放浪記」で言及している(※注3)。しかし、私が気に入った店は、どうやらリキッドタイプのアイスコーヒーを販売していないようなのだ。その他の情報もほとんどない。というわけで、駅ビル地下で入手できる(そして喫茶で飲むことができる)アイスコーヒーは、「思わぬ拾いもの」と言える。


最後に紹介するのは、「びーんず亭特製リキッドアイス」。京都錦小路入り口(高倉通下ル)の自家焙煎珈琲豆の販売専門店「びーんず亭」(※注4)で販売している「ワンランク上のアイス用ブレンド豆」である「プレミアムアイス」を使用したリキッドタイプである。「びーんず亭」の珈琲豆は、我が家の定番となっている「マンデリン・ビルセルクシ」をはじめ各種試してきたが、マンデリンをベースにコロンビア、ブラジルをブレンドした「プレミアムアイス」はなるほど「ワンランク上のアイス用ブレンド豆」という看板に偽りなしの名品である。私も何度か豆で購入し、家でアイスコーヒー作りにチャレンジしたが、今年はリキッドアイスに頼ることにした…ちなみに店のキャッチコピーは「なめらかなコクと程よい苦味のバランスにこだわり、雑味のないスゥーとぬけるキレを持たせつつ、あとくちには『アイスコーヒーを飲んだなぁ~』との余韻が感じられます」である。全く、このキャッチコピーそのままの味。この味にたどり着くまで、コンスタントに同じ味を出し続けるようになるまで、さぞかし長い道のりだっただろうなと思いつつ、夏の定番「びーんず亭特製リキッドアイス」を今日も味わう。最初はそのまま、次にロックアイスを入れて、さらに自家製ガムシロップを入れて、最後にミルクを入れて、4つの味を確かめつつ。

これで発信する予定だったが、発信直前にもう1種類追加することになった。


おまけの一品。弘前「うつわ コーヒー豆や 豆人(まめと)」の「特上アイス」。「豆人」は、美濃の作家物を中心とした陶器と和雑器、それに20種類以上の珈琲豆を販売する店である。前から気になっていた店だが、偶然訪れることができた。陳列されていた陶器が気に入ったので、いずれ再訪することになるだろう。リキッドコーヒーは3種類あるが、私の好みに最も合いそうなのがこの「特上アイス」だと思われた。ラベルにはこうある。「深煎りのコーヒー豆を北海道に送り北海道羊蹄山の天然水『名水きょうごく』を使いネル布を用いてドリップした特製コーヒーです。」またしても、羊蹄山…原料原産地名には、ブラジル・コロンビア・インドネシアとある。完全に私の好みだ。購入してすぐ飲んでみたが、思ったより酸味を感じる。しかし、ロックアイスと馴染んでくると酸味は気にならなくなり、ガムシロップやミルクに負けない苦味も発揮し始めた。少し、飲み続ける価値がありそうだ。

最初と最後が、弘前のアイスコーヒーである。かつて私はこう書いた。「素敵な喫茶店があふれているわが弘前だが、私の珈琲の好みが極端なせいもあって『珈琲放浪記』で紹介する喫茶にはなかなか出会えないでいる。だが、アイスコーヒーに限れば、かなりいい線を行っているのではないかと考えている。」今も、この考えは変わらない。「弘前のアイスコーヒー」を基準に、各地のアイスコーヒーを飲み比べる試みは、これからも続く。

(※注1)
No.107「珈琲放浪記~アイスコーヒー奮闘篇~」
http://harappa-h.org/modules/xeblog/?action_xeblog_details=1&blog_id=532

(※注2)
No.117「珈琲放浪記~札幌、「再会」と「出会い」と~」
http://npoharappa.blogspot.jp/2013/06/no117-20130620.html

(※注3)
No.103「珈琲放浪記~自家焙煎・深煎りの街 仙台~」
http://harappa-h.org/modules/xeblog/?action_xeblog_details=1&blog_id=520

(※注4)
No.108「珈琲放浪記~京都 三条から錦小路、河原町界隈へ~」
http://harappa-h.org/modules/xeblog/?action_xeblog_details=1&blog_id=535

 <後記>
 7月一杯で「アイスコーヒー飲み比べ」はいったん終了させ、発信する。なかなか楽しい「飲み比べ」だった。周囲も巻き込んで、ちょっとした「アイスコーヒーブーム」を作り出すことかできたことも収穫だった。
次号は「『越境するサル』的生活」にチャレンジする。この4月から8月までの精神生活を、「ある1日」に集約させることができれば…

(harappaメンバーズ=成田清文)

2014年7月24日木曜日

【コトリcafe】百石町夜店まつり


こんばんは☆
いよいよ明日から、百石町夜店まつりが始まります(≧∇≦)
コトリcafeでは今年初の試みとして、お絵かきせんべいならぬ「お絵かきクッキー」始めます(OvO)
まん丸なコトリ特製のクッキーに、お好きなようにお絵かきしてください!
さらにトッピングもご用意しておりますので、いろいろ飾って世界に一枚だけのオリジナルクッキーを作りましょう*\(^o^)/*
お子様はもちろん、大人の方の参加も大歓迎ですよ♪

その他生ビールはもちろん、ラタトゥイユの冷製パスタやウィンナーにナチョスとサルサソースを添えたおつまみセット、マフィン各種、さらに様々なシロップのソーダ割りを用意しております!
特につがるもりでも人気だったオレンジレモネードは久々の登場♡
シロップ類は炭酸水がニガテな方のために、お水で割ることもできますのでお気軽に申しつけくださいませ(*^^*)
あ、自家製のモヒートもありますよ!

写真はお絵かきクッキーの見本。
アルバイトのAちゃん作です♡
テーマは田舎のツッパリ(笑)とコトリcafe!
みなさまの自由な発想を楽しみにしております(≧∇≦)
夜店まつりは、明日18時よりスタートです!!

(facebookより)

2014年7月14日月曜日

【越境するサル】No.128「今年出会ったドキュメンタリー 2014年4-6月期」(2014.07.12発行)

2014年4-6月期に出会ったドキュメンタリーについて報告する。
今年から、3ヶ月ごとにこの報告を行っている。テレビ・ドキュメンタリーをできるだけたくさん紹介することを目標としているが、今回も多くのの秀作と出会った。

「今年出会ったドキュメンタリー 2014年4-6月期」

2014年4月から6月までに観たドキュメンタリーを列挙する。「青森シネマディクト」で観た映画が3本、あとの映画はDVDでの鑑賞。( )内は製作年と監督名と鑑賞場所等、※はテレビ・ドキュメンタリー。
     
▼4月
『メキシカン・スーツケース <ロバート・キャパ>とスペイン内戦の真実』(2011 トリーシャ・ジフ)
『ネクスト・ゴール』(2013 マイク・ブレット スティーブ・ジェイミソン)
『追跡 アフリカゾウ密猟最前線』(2014 ドキュメンタリーWAVE)※
『南北統一という夢~作曲家ユン・イサンの生涯~』(2014 BS世界のドキュメンタリー)※
『昭和の微笑 夏目雅子29年目の真実』(2014 BSジャパン )※
『神聖喜劇ふたたび~作家・大西巨人の闘い~』(2008 ETV特集・Eテレセレクション)※
『沈黙の春~レイチェル・カーソンの警告~』(2014 NHKアーカイブス)※
『袴田事件 拘禁48年の果てに 』(2014 NNNドキュメント)※
『シリーズ 廃炉への道 第1回 放射能“封じ込め” 果てしなき闘い』(2014 NHKスペシャル)※

▼5月
『ある精肉店のはなし』(2013 纐纈あや 青森シネマディクト)
『ひろしま 石内都・遺されたものたち』(2012 リンダ・ホーグランド)
『ROOM 237』(2012 ロドニー・アッシャー 青森シネマディクト )
『ラーメンより大切なもの~東池袋大勝軒 50年の秘密~』(2013 印南貴史)
『椿姫ができるまで』(2012 フィリップ・ベジア)
『我々は新聞だ~仏 メディアの未来をかけた激論~』(2014 ドキュメンタリーWAVE)※
『カラーでよみがえる第一次世界大戦』(2014 BS世界のドキュメンタリー)※   『BLUE~青森から世界への挑戦~』(2014 テレメンタリー」)※
『議会占拠24日間の記録~中台急接近に揺れる台湾~』(2014 ドキュメンタリーWAVE」)※
『綾戸智恵 その歌声が変わった日~父と母の痛みを抱いて~』(2014 ノンフィクションW ヤン ヨンヒ )※

▼6月
『サバイビング・プログレス-進歩の罠』(2011 マチュー・ロワ ハロルド・クロックス マーティン・スコセッシ製作総指揮)
『Dear Fukushima, チェルノブイリからの手紙』(2012 大竹研吾)
『アクト・オブ・キリング』(2012 ジョシュア・オッペンハイマー 青森シネマディクト)
『リトルファイター 少女たちの光と影』(2012 トッド・キールステイン)
『Dr.ゼンスケ~青森の神様になったる~』(2014 テレメンタリー」)※
『あの舞をもういちど~原発事故と民俗芸能~』(2014 ETV特集)※
 『愛しのマラカナン~ブラジル 情熱と希望の殿堂~』(2014 BS世界のドキュメンタリー)※
『ファベーラの十字架 2010夏』(2010 BS世界のドキュメンタリー)※
『“テヘランダービー”イランが最も熱狂する日~サッカーは革命と戦争をこえる~』(2014 ノンフィクションW)※
『大沐浴(だいもくよく)~インド・3000万人の祈りの日』(2012 名作選 HVスペシャル)※
『民族共存へのキックオフ~"オシムの国"のW杯~』(2014 NHKスペシャル)※
『津軽のミサオさん 笹餅、ときどき五・七・五』(2014 NNNドキュメント)※
『シリーズ 故宮』(1回 流転の至宝・第2回 皇帝の宝 美の魔力)(2014 NHKスペシャル)※
           
 毎年、「今年の収穫」を選んでいるが、2014年4-6月期上半期の印象に残った作品について数本紹介する。まず、映画から。

『メキシカン・スーツケース <ロバート・キャパ>とスペイン内戦の真実』(2011 トリーシャ・ジフ)
パリのキャパのスタジオから消えたネガがどこかに残っている…長くささやかれていた「伝説」は、2007年メキシコで、ロバート・キャパが撮影したスペイン内戦の写真のネガが数多く入る3つの箱が発見されたことで事実であることが証明された。写真家ゲルダ・タローとデヴィッド・シーモア“シム”の写真を含むこの箱を、「メキシカン・スーツケース」と呼ぶ。彼らのネガを海外に持ち出したのはキャパの暗室助手イメレ“チーキ”ヴァイス。この4人の足跡と、メキシコが当時人民戦線派に果たした役割、スペイン内戦の傷跡、さらには歴史の記憶回復に取り組もうとする現在の動きを見つめたスリリングな作品。内戦終結後の共和国派の運命の詳細を、恥ずかしながら私は初めて知った…

『ネクスト・ゴール』(2013 マイク・ブレット スティーブ・ジェイミソン)

2010年のFIFAワールドカップ予選、国際Aマッチ史上最大の得点差となる0対31でオーストラリア代表に大敗したアメリカ領サモアのサッカー代表。2014年ワールドカップ・ブラジル大会の予選で初勝利を目指す彼らの姿を追いかけたドキュメンタリー。FIFAランクでも長く最下位の世界最弱のチームに、アメリカサッカー連盟からやってきたオランダ人監督が就任する。監督と選手たちは、お互い刺激を受けながら徐々にチーム力をアップさせ、ついに予選を迎える。はたして彼らは初勝利を勝ち取ることができるのか…FIFA(国際サッカー連盟)が公式に応援する、これぞサッカー映画。

『ある精肉店のはなし』(2013 纐纈あや 青森シネマディクト)

大阪貝塚市での屠畜見学会のシーンから映画は始まる。ここで出会った精肉店の家族の日々を監督は記録してゆく。牛を飼育し、屠畜・解体し、その肉を丁寧に切り分け店頭へ並べる貝塚市の北出精肉店。4世代がともに働く7代目兄弟と家族たちの姿は優しく、暖かく、しかも毅然としている。彼らは、被差別部落へのいわれなき差別と闘う部落解放運動にも身を投じているのだ。いのちと向き合う日常と、闘いと、祭りの高揚…108分間、全く飽きさせない、生き生きとした時間が流れる、奇跡の傑作。

『ROOM 237』(2012 ロドニー・アッシャー 青森シネマディクト )

スタンリー・キューブリック監督の傑作『シャイニング』。監督と原作者スティーヴン・キングが対立したというこの映画の謎に、キューブリック研究者たちがそれぞれの持論を展開しつつ挑む。細部にわたる研究者たちの分析、繰り返される『シャイニング』とキューブリック作品の映像の引用、いつのまにか研究者たちの世界に引き込まれる観客たち。エキサイティングな体験と言うべきか…

『椿姫ができるまで』(2012 フィリップ・ベジア)

2011年、エクサン・プロヴァンス音楽祭で上演されたヴェルディのオペラ「椿姫」。オペラ歌手ナタリー・デセイ、演出家ジャン=フランソワ・シヴァディエ、指揮者ルイ・ラングレ…天才プロフェッショナルたちが、稽古場で顔を付き合わせて舞台「椿姫」を作り上げていく過程を描く。それぞれのプライドをかけた稽古場でのぶつかり合いの末、舞台は完成に近づく…

『Dear Fukushima, チェルノブイリからの手紙』(2012 大竹研吾)

1986年、チェルノブイリ。そしてその25年後、福島。チェルノブイリの現在から四半世紀後の福島の姿を探るために、大竹研吾監督が自身でカメラを回しつつ、当時チェルノブイリにいた人々、原発関係者にインタビューを試みる。原発のための都市プリピャチで生活していた人々の記憶。事故後その代替都市として建設され、今も事故処理のためチェルノブイリ原発で働く人々が住むスラブチチ。チェルノブイリがたどった「復興」のみちのりに、福島の未来のためのヒントはあるのか…

『アクト・オブ・キリング』(2012 ジョシュア・オッペンハイマー 青森シネマディクト)

1965年9月、インドネシアで発生したクーデター未遂事件。これを収拾したスハルト(のちの大統領)らは、事件の背後に共産党がいると非難。やがてインドネシア全土で、共産党関係者に対する100万人規模の大虐殺が始まる。その殺害に手を染めたのは、国軍から武器を供与された反共の民間人、民兵たちだった…現在は町の名士や顔役である、当時虐殺に加わった人々。彼らが当時の殺害(それは政府からも認められた英雄的行為だった)を再現する劇映画を作っていく過程を、オッペンハイマー監督はドキュメンタリーとして記録する。最初はスター気取りだった彼らも、やがて自らのトラウマと向き合わざるをえなくなる…人間の正体をえぐり出し、世界を驚愕させた問題作。

『リトルファイター 少女たちの光と影』(2012 トッド・キールステイン)

タイの国技ムエタイ。賭博の対象となっているこの格闘技で、貧しい家族の生計を支える子どもたちがいる。8歳の少女ファイター、スタムとペットそれぞれの2年間の過酷な闘いを記録した本作は、貧富の差が激しいタイ社会で生きていくことの問題を淡々と描いていく。勝者と敗者の明らかなコントラストには悲哀を感じるが、それでも生きていく彼女たちの表情は魅力的だ。

このうち、『ある精肉店のはなし』と『アクト・オブ・キリング』は「山形国際ドキュメンタリー映画祭2013」で上映されたもの(『アクト・オブ・キリング』は山形では『殺人という行為』という題名)。山形で見逃した作品がその後一般公開され、それを地方の劇場で観る…この幸運というか、巡り合わせを何と表現したらいいだろう。

テレビ・ドキュメンタリーからも数本。

『昭和の微笑 夏目雅子29年目の真実』(2014 BSジャパン)
27歳の若さで夭折した女優・夏目雅子の生涯・素顔を、関係者の証言と貴重映像で綴る「決定版・夏目雅子」。「お嬢さま芸」から変身したとされる映画『鬼龍院花子の生涯』のエピソード、映画『魚影の群れ』での相米慎二監督との闘い、結婚、闘病…家族、共演者、スタッフの証言は貴重なものだ。とりわけ、私も撮影現場周辺にいた(当時、私は撮影が行われた下北半島大間に勤務していた)『魚影の群れ』のエピソードは、私自身の記憶とも重なり合う部分が多く、感無量であった。

『沈黙の春~レイチェル・カーソンの警告~』(2014 NHKアーカイブス)
「未来潮流 地球と生命のために~環境運動の先駆者レイチェル・カーソン~」(1999年1月30日放送/74分<ETV>※一部抜粋)と NHKスペシャル「世紀を越えて 地球 豊かさの限界 第3集 それはDDTから始まった」(1999年2月21日放送/59分※一部抜粋)の2本。レイチェル・カーソンについてコンパクトにまとめられた番組。社会科教師として、見逃すわけにはいかない2本。どちらも授業で利用したことがあるが、特に「それはDDTから始まった」は生徒とともに数十回にわたり鑑賞し、内容について話し合ってきた作品だ。「NHKアーカイブス」
 
『シリーズ 廃炉への道 第1回 放射能"封じ込め" 果てしなき闘い』(2014 NHKスペシャル)
東日本大震災で、3つの原子炉がメルトダウンするという世界最悪レベルの事故を起こした東京電力福島第一原子力発電所。NHKは、数十年かかる廃炉の作業を、シリーズとして取材制作スタッフも代替わりしながら長期的に記録していくことに挑戦する。第1回は、廃炉の大前提である「放射能の封じ込め」について、アメリカ・スリーマイルやチェルノブイリへの取材による映像を通して考える。同じく4月に放送された第2回は、『誰が作業を担うのか』。作業員の確保という課題について考える。

『カラーでよみがえる第一次世界大戦』(2014 BS世界のドキュメンタリー)
近代兵器の投入、総力戦、過去に類のない大量殺戮。開戦100年を迎えた第一次世界大戦の実像に迫る、ドイツZDF制作による3部作。第1話「人間性の喪失」は、戦争が勃発した1914年8月から12月まで。第2話「際限なき殺戮」は、北フランス・ベルダンの戦いを中心に、第一次大戦による被害の詳細。第3話「総力戦の結末」は、1918年、アメリカの参戦によってドイツが追い込まれていく過程と、第二次世界大戦への伏線。カラーで鮮やかに蘇る第一次世界大戦史。映像の力は強烈だ。

『議会占拠24日間の記録~中台急接近に揺れる台湾~』(2014 ドキュメンタリーWAVE」)
2014年3月18日、台湾の立法院(国会)が学生たちによって占拠された。国民党の馬英九政権が中国との「サービス貿易協定」の承認を議会で強引に進めたことに対する抗議の行動だ。貿易の自由化によって中国の大企業が進出し、台湾の中小企業が淘汰され若者の雇用状況がさらに悪化すると考えた学生たち。一方、馬政権と経済界は、巨大な中国市場とより密接に結びつくことにが台湾経済にメリットをもたらすと考える。多くの市民は学生たちを支持し、馬英九政権の支持率は急落。総統府前では30万人規模のデモが敢行され、立法院周辺は支援の人々で埋めつくされる…政府との対話を求める「市民革命」の実験ともいえる「24日間」を詳細にレポートしたこのドキュメンタリーは、ちょうどこの時期台北に滞在していた私にとっても貴重な記録となった。

『綾戸智恵 その歌声が変わった日~父と母の痛みを抱いて~』(2014 ノンフィクションW ヤン ヨンヒ)
ジャズシンガー・綾戸智恵が、介護を続ける認知症の母から受けた突然の告白、「実は本当の父がいる」。デビュー15周年を機に、綾戸は自らのルーツを知るために実父を探す旅に出ることを決意、友人の映画監督ヤン ヨンヒに協力を依頼する…自身のルーツを知る人々との再会を経て、実父の存在にたどり着く綾戸の旅と、父に向けて作られたニューアルバム制作の日々に密着した、魂を揺さぶるドキュメンタリー。ディレクターを務めるヤン ヨンヒにとっては、映画『かぞくのくに』以来の作品となる。

『愛しのマラカナン~ブラジル 情熱と希望の殿堂~』(2014 BS世界のドキュメンタリー)
1950年のワールドカップ・ブラジル大会決勝戦ブラジル対ウルグアイが行われたスタジアム、マラカナン。ブラジルの敗北により悲劇のスタジアムとなった。その後、ペレが1000ゴール目を決めた試合、フランク・シナトラのデビュー30周年ライブ、ローマ法王によるラテンアメリカ最大のミサなど、さまざまな歴史的イベントが行われてきたこのスタジアムの、過去と現在を描く。2014年のワールドカップ、2016年のオリンピックに向け進む改修工事にまつわる諸問題もしっかり押さえた内容である…6月は、ワールドカップ・ブラジル大会開催に合わせたサッカー関連番組が目白押しだった。

<後記>
パソコンの不具合そして修理という事情で、発信が遅れてしまった事を報告しなければならない。この不具合のために、速報的に報告しようと考えていた佐藤泰志原作の映画『そこのみにて光輝く』(2014 呉美保監督)の紹介も宙に浮いてしまった。したがって、次号は未定。そろそろ書物についても書かなければならない頃か…

(harappaメンバーズ=成田清文)
              

2014年7月7日月曜日

【harappa Tsu-shin】はな✿まぐろ

みなさん、こんにちは♪
先日ご紹介した「弘前工芸協会展」足をお運びいただけたでしょうか?
見に行けなかった方の為に、
ここでご紹介しますね♪

前回のブログで何か分かった方いますかね?
そう!正解は、、、、、、

マグロです!!
でも、普通のマグロではないんですよ!


その名も「はな✿まぐろ」です♪


じゃーん!
かわいいー!!
名前のとおり花柄なんですー♪


おめめもキュートですよね♪


シッポまで花柄です♪
ポイントは吊り下げられているところですかね!(笑)
鯉のぼりではないですよー!
大きさは約2メートルと迫力満点です!

そしてなんと!
オブジェ展投票でお客様から39票もの投票をいただきました!
堂々の第3位です!

そして!そして!!
弘前工芸協会会員さまからの「会員投票賞」をいただきました!!

わーい!♪
他にもたくさんステキな作品がある中で、うれしい限りです!!
投票いただいたみなさん、ありがとうございました!!♪

来年の作品も期待しちゃいますね。。。♪





(harappaスタッフ=太田)

2014年7月1日火曜日

【harappa Tsu-shin】こども映画館♪

みなさん、こんにちは♪
暑いですねー!
スイカがおいしい季節です♪

ちょっと遅くなりましたが先々週末に開催した
「こども映画館」のご報告です♪


場所はharappa映画館でもおなじみの中三8Fのスペースアストロです。
でも、平均年齢が低いので雰囲気がだいぶ違いますね。(笑)


午前の部、午後の部とあったんですけど、
こどもたちも飽きずに、元気いっぱいに参加してくれました♪


今回はこども向けの映画を観るだけではなく、
映画の勉強も少ししましたよ!


みんな、フィルムを見るのは初めてだったのではないでしょうか。
今はDVDですもんね!

他にも、NHK Eテレで放送している「テクネ映像の教室」を見て、
映像のいろいろな技法を勉強しました♪

午後は、7月開催の「こども映画教室@ひろさき2014」で
講師を務めてくださる横浜聡子監督の「ジャーマン+雨」を上映しました!
2日間とも上映したのですが、
1日目と2日目でこどもたちが笑うタイミングが違うのがおもしろかったです。
でも、ラストのあの場面は鉄板ですね!
2日間とも大爆笑でした!!

今回、今月開催のこども映画教室に参加してくれるこどもたちも
たくさん見にきてくれていました!
みんながどんな映画をつくるのか楽しみです!

こども映画教室の定員に若干空きがございます!
夏休みの思い出づくりにぜひ参加してみてください!
とっても楽しい3日間になると思いますよ♪

申込みはharappaのホームページからどうぞ♪
http://harappa-h.org/contents/20140725kodomo-eigakyoshitsu.php



(harappaスタッフ=太田)